今回は「出来るだけ安く植物が喜ぶ」モスポールを考えて、実際に作ってみました。
100円ショップやホームセンターで簡単に揃う材料で作っているのでモスポール作ってみたいなって方の参考になれば幸いです。
一緒に登らせて葉を大きくしてみないか?

コタ考案モスポール材料
モスポール素材
・PP(ポリプロピレン)シート(0.75mm) DAISOにて購入110円
・トリカルネット ホームセンターにて切り売り 10cm150円くらい
・結束バンド DAISO 15cm✕40本入り
単純に計算して1本辺り160円前後で製作可能。工夫次第でもっと安く出来るかも!
DAISOのPPシート1枚で、高さ55cmのモスポールが3個作れました。
PPシートの加工の仕方変えれば小さくも簡単に製作可能です。

その他加工に必要な材料
・ハサミ
・カッター
・穴あけパンチ(穴が開けばいいのでキリやハンダゴテでも可)
・すぐに使用しない場合は紐や繰り返し使える結束バンドで型つけておくと◯

+αの工夫
トリカルネットは100✕10〜の切り売りで売られており、DAISOのPPシートと組み合わせると高さが5cm余りますがあえて余らせることで今後連結や水あげしやすい様にしています。(決してめんどくさかったからではありません)

モスポールの後ろで支柱を立てれば連結も可能
参考画像↓ こちらを参考にしています。
また家に余っていた緩衝材を使用して鉢の用土の部分とモスポールの内容物が触れないように工夫しています。

緩衝材を少し大きめの半円にカットして挟んだだけ
これは鉢の用土を常に湿らせた状態にしたくないので私はこの様な工夫をしています。
鉢をしっかり乾かすとモスポールが過乾燥になりすぎることがあるので、、、(実体験)
重力で水は必ず下へ下へいってしまいます。そうすると用土は湿り続けてしまい、モスポールに入った気根達は過乾燥のチグハグな状態になってしまいます。
熱帯植物栽培家の杉山さんのお話の中でもそんなお話があり、モスポールは水分をしっかり保持して、鉢は乾湿のメリハリという環境をつくるための工夫です。
もしこういう意見もあるよって聞いて試してみたい方は何でも良いので用土とモスポールがくっつかないように工夫してみて下さい。
今SNSでも「潤流」という考え方も流行っておりますが、私の育てている環境ではモスポール仕立てのマドカズラを常に鉢内も湿らせた環境にしています。鉢内の根はあまり動いていません。
その代わりにモスポールの方は水苔が乾かなくなったので葉の調子はいいです。

節カットで仕立て直しして次々新芽が出ています。
何が言いたいかというとモスポールは水分保持を、鉢内は乾湿のしっかりとしたメリハリをつけたいということです。
モスポール+鉢のセットではなく、モスポールと鉢別々で心地よい環境があるのでは無いかと考えている次第です。
作業工程
1.PPシートをカット
今回は55✕39cmのシートなので55✕13cmで3セットにカット。
幅を広くすればより水苔が使えて保水性UPしそうです。
ある程度半円にしたかったのでDAISO0.75mmのPPシートなら13cmがおすすめ
2.トリカルネットをカット
100✕30cmで多めに買ったのでまずは半分の50✕30にカット。
その後ネットの隙間と相談して7.5cm予定を8cmにてカットしました。
これで50✕8cmのトリカルネット完成です。
3.PPシートの穴あけ部分にマーキング
私は11ヶ所左右の系22個所に穴あけパンチで穴を開けました。
トリカルネットを重ねてマッキーで位置をチョンチョンしてから穴を開けました。

ズレましたが固定できればいいので適当にw
気楽にいきましょう!(THE・不器用)
ちなみに妻のがこういう細かい事スキなんですよね。
4.結束バンドで固定する
鉢に入る部分は左右ともに固定して、上部は片側のみ固定にしました。

これで内容物もINしやすい
まだ「水苔」で仕立てるか「ベラボンプレミアム」で仕立てるか迷っています。
保水・栄養の観点では「水苔」なんですけど、今後根上りとか幹立ち風に仕立てる時は「ベラボンの方がのちのち根(気根)を外しやすいかな」と
この人の動画見ると「水苔」にしたくなりますよね、、、迷う。
話が逸れましたが、工程はこれだけで完成になります。

お疲れ様です。
あとは仕切りをいれたり、鉢内部の出っ張りに対応するように下部を少しカットしました。

スリット鉢はサークリングしないように鉢内に出っ張りがありますもんね。
モスポールのメリット
葉が大きく、茎は太く育つ
本来アロイド(サトイモ科)の自生地では着生して育つ種類の植物達が存在します。
モンステラやフィロデンドロンなど着生する植物は樹皮などに着生すればするほど葉を大きくして光合成をして生き残るための生存競争をしています。
より自生地のような「野趣」溢れる姿になるのが1つ目のメリットです。
樹形を整えやすい
「モンステラ 後悔」など検索すると横に広がって場所を取って後悔など上がってきます。
これは上でも書いた木に登る性質がある植物は、登る場所を探して伸びるという性質があるので鉢で工夫なく栽培していると思ったよりも暴れて場所をとってしまうなんて事になりかねません。
半蔓性の性質を活かして「モスポール」に登らせると植物は「面」で成長するので一方向から光を当てれば美しい樹形が維持しやすいです。
イメージ画像↓

仕立て直しや増やす時に扱いやすい
モスポールは言ってしまえば触れている部分すべて植物の成長のための用土です。
取り木といって途中でカットして鉢と用土に植え付ければ増やすことも可能です。
また根腐れさせてしまっても下部をカットしてレスキューすることも可能です。

ものは違いますが間延びして3株200円で売っていたマドカズラをモスポールで仕立てて気根が出たタイミングで節をカットしました。
そうすると節ごとに新芽を出して少しずるボリュームが復活しています。
このように植物によっては鉢元スカスカの株のボリュームを出したり、新しい株として増やすも可能なのです。
高さが出ると抑揚が生まれて空間がオシャレに
植物を飾る時、花台やサイドテーブルなど高低差を出して飾るとオシャレとされています。
モスポールに仕立てると高さが出るので空間にメリハリが生まれてオシャレになる気がする。←
植物よく知らない方でも我が家に来るとモスポールは気になるようで「コレ何?すごいね」と聞かれることが多いです。
少なくとも目に止まる仕立て方ですよね。(オシャレかはともかく)
モスポールのデメリット
・水苔の乾燥対策が大変
・カビ・雑菌のリスク
・再利用の難しさ
・登りきらないうちの見た目
「モスポール デメリット」で検索すると上記の様な事が多かった印象です。
多くは維持・管理の手間に関する事でした。
維持管理についてはそもそも、、、な気はしてしまいますが、笑。
乾燥しすぎる
これは私も感じました。我が家のマドカズラは全面ネットのモスポールで仕立てていますが結構乾きます。

全面空気に触れているためか、かなり乾きやすい気がしますね。
対策として、夜だけ大きめのビニール袋を被せるなどで湿度を保てます。
もちろん頻回な少量水やりをするでもいいのですが、忘れますよね←。
あとは購入する時には全面メッシュのタイプではなく、半分は囲われているタイプがおすすめです。
こんなのとか↓
カビ・雑菌が心配
カビの生えやすい条件は「湿度・栄養・通気」です。
湿度・栄養は仕方ないにしても「通気性」は良くしましょう。
具体的には、サーキュレーターを使うとカビが生えにくくなります。
とにかく空気が動く所に置くことが一番の対策になります。

我が家の環境では、24hサーキュレーターは弱くても稼働しているので今の所カビが生えたことはありません。
再利用は難しい
おそらくコレは内容物のお話かなと思います。
今回作成したモスポールは結束バンドを切って外してしまえば再利用可能です。
しかし、モスポール内に入れる内容物はほとんどの場合「有機質」なので基本的に劣化・分解されていくものなので再度違う植物に利用するのは難しいと思います。
でもそれって有機質含んだ用土であれば「鉢」栽培でも同じ事です。
根が回ってぎゅうぎゅうになる頃にはおそらく水苔などの栄養分も出し尽くしつつあると思うのでその場合は思い切ってリセットしちゃいましょう!
モスポールを登るまでの見た目が悪い
登ってしまえば葉でモスポールは隠されるので気にならないと思いますが、植物が小さいうちは気になるかも知れません。
これに関しては、我慢して!笑
目立たない場所に置くとかするしかないんじゃないかな?
私は全然気にならないけど、気になる方はその事も考慮して導入するか決めましょう!
半円モスポールのススメ
半円型のモスポールは、プラの面とメッシュの面の合体のタイプが多いです。
そうすることで「水苔が乾きにくくなる」ので管理の手間が少し減ると思います。
また鉢との相性もいいと思っています。

プレステラ+モスポール ほぼ半分モスポール・残りは用土

もちろんカネヤ産業のスリット鉢とも相性いいです。
鉢内のデットスペーズが減って十分に用土を利用出来ると感じています。
大きくはこの2つですが、私にとっては結構大きなメリットになります。
モスポール仕立て注意点
鉢のサイズ
小さめでOK、大きすぎるとただでさえ水が多い環境になりやすいため鉢内が加湿状態になりやすいため注意が必要です。
小さめの鉢+陶器など重さのある鉢カバーがおすすめ
用土
鉢栽培のものよりも少しだけ通気性をあげるように意識する。
市販用土には軽石やプロトリーフの硬質Premiumを足すだけでもだいぶ良い。
アロイドMIXなど作れれば自身の環境に応じて用土を調整出来る。
追加するなら↓
無機質でモスポールしたいなら↓ 自分の用土と混ぜても◎
とにかく硬くて通気性良い
水苔などが水持ちが良い分、鉢は特に通気性に注意しておくと根腐れしづらい。
水やり
水苔(モスポールの内容物)は上部を出来るだけ湿っている状態にする。
環境次第ではあるが、鉢は常に湿っらせておかない。
モスポールは水分しっかり保持(特に上部)+鉢は乾湿のメリハリ
パッと思いついた所ですが↑には注意していただければと思います。
仕立ててみた様子
準備中・・・
まとめ
・材料費ワンコインあればモスポールは作れる
・半円型モスポールはおすすめ!
・モスポールは潤っている状態で、鉢は乾湿のメリハリ
・用土とモスポールはくっつけない

もう一枚葉が展開して、根がしっかり回ったら仕立てるのでもう少しお待ちを!←
みなさまも楽しい植生活を!
今日も良い一日を過ごせるようにお祈りしております。
またね! ばーい!!


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