今、SNSも盛んですし、情報がすごい飛び交っていますよね。
初心者でもSNSなどで透明鉢について目にする機会が多いのではないでしょうか?
個人的な意見を述べると「単体での使用はオススメしない」というのが結論です。
園芸を楽しむなら透明鉢も選択肢としてはアリ!
しかし、しっかり成長させたいなら透明でなくてもよいのでは?と思うんですよ
まぁ初心者に毛の生えたような奴のボヤキです。
良かったら最後まで聞いていってくださいね。

透明植木鉢のメリット
ズバリ!
- 根が見える
- 水やり様子・乾き具合が可視化出来る
- 非日常感のある見た目
鉢の中が透けてオシャレだと評判の透明鉢のメリットはこんなとこでしょうか?
一応今回は室内園芸で、スリット鉢のメリットではない部分にのみフォーカスしてみました。
黒とかグリーンとかが多い園芸シーンでは、映えを意識した商品として上手いこと考えたなぁと感心してしまいますね。

楽天の透明鉢のキャプチャー画像とかめっちゃオシャレですよね
メリットその1
根が見える
これですよね、一部商品名にもなるくらい普段なら鉢から引っこ抜くか鉢底の小さい穴からしか見えない景色がすぐに見られる
植物好きには、根フェチも多いと思うので(偏見)たまらないですよね。
私自身も引っこ抜いた時にしっかりと根鉢になっているとニヤニヤしてしまいますね。

土もグッと掴んでる姿はよだれモノ
当然初心者のうちは、葉の様子などから根の様子を予想するなんで出来ません。
目視出来るってのは嬉しいですよね。

順調に育ってる根←
メリットその2
水やりの様子・乾き具合が可視化出来る
水やりの基本は、「量をたっぷり、全体にしっかり」です。
意外と水みちが出来ていて全体に水やりが出来ていないとか可視化出来るのがいいですよね
園芸の世界では 『水やり3年』なんて言葉もあるくらい
水がしっかり行えて、土の乾きが確認出来るのは初心者にはグッとハードルが下がりますよね

水やりで土全体にしっかり給水しているか確認できます。
まぁ根が見えるわけなのでそりゃ水の流れも分かりますよねっていう
でもこれも初心者には嬉しいし、なにより楽しいと思います。
メリットその3
非日常感のある見た目
あえてオシャレとは書きません。
日常で鉢植えというものは多分生活していればどこかしらで目にします。
その透明鉢がスケスケっていうのは陶器やプラスチック鉢に親しんできた身からすると「非日常」
言い換えれば慣れない刺激なので=オシャレとか珍しいとかという感想になるのだと思います。
先程も書きましたが、楽天のキャプチャー画像は本当にオシャレに撮ってありますよね。

並んでるだけでもなんかイケてる気がする。
一応オシャレと書かなかった理由ですが、植物に全然興味がない妻の一言にあります。
私が植物をウッキウキで透明鉢に植え替えていた時に「それはなんか安っぽいね」と
??? 待て、妻よ、同じ黒いスリット鉢よりも結構高いよ と内心思いましたが
まったく土や植物に触れない民(代表妻)からすると
陶器や石粉入りのプランターは安くても高見えするそうで、同じ鉢でも透明だとプラ!って感じが強いよね?と
なるほど、園芸で黒とかグリーンの鉢に慣れ親しんだ身からすると透明・オシャレ!ってなるけど
普通に生活している人からするとプラスチッキーな感じが強いのね、学びになりました。
よって人によってではあるが、非日常感がある=園芸を楽しむものからすると見慣れない=オシャレってなるのかも知れませんね。
納得してしまった自分がいます。
観測者によってオシャレかそうじゃないか違うみたいです。でも妻も珍しいとは感じるようです。
土みて何が楽しいの?って真顔で聞かれたけど 笑
透明鉢のデメリット
- 多くの植物の根は光を嫌う
- 美しい見た目は長期間維持出来ない
とこの2つが主だと思います。
1つずつ解説していきますね。
デメリットその1
多くの植物の根は光を嫌う
一部の植物の根は、光の方向に根を伸ばすものもいるようですが、
その一部の植物を除き基本的に「根は光を嫌う習性がある」と思っていいと思います。
水耕栽培などでは根に光が当たってるじゃんという意見もありますが、正直しっかりと条件を揃えて比べてみてないので土と同等に成長しているか分かりません。
ややこしいですが、屈折現象とか色々あり
透明鉢になると根は光を避けるため根鉢の形成を妨げる可能性もあります。
また光が根に当たると緑色になります。これは、私自身園芸始めたての頃、スタンダードプロダクツの透明鉢でガジュマルを育てていて感じました。
白い根が伸びてきたと思ったら数日後には色が変わってしまい不安になったのを覚えています。
根に光が当たることで、根は徐々に光合成色素を作り出す様で結果として「根自身が光合成をする様になり、水分を吸収する役割は失われる」そうです。
マジか、ですよね〜、園芸店員さんに聞いた時はえぇってなりました。
つまり植物をうまく育てたいなら透明鉢は✕、見た目や面白さ重視ならいいんじゃない出そうです。
正直マーケティングの罠だと思うのですが、
「透明鉢でグングン成長してま〜す」とか「透明鉢だと根がグングン育ちます」って言われると
すごくいいように感じてしまいますが、その方の使う用土や生育環境による効果が大きいのではと感じてしまいます。
もし、真っ黒の同じ形の鉢で同じ環境で育てたらもっと育っているんじゃね?とか思います。
まぁもしかしたら素人にはわからない程度の誤差の可能性もありますが、、、
そしてグングン育つ要因は、透明である事なのか比較の使用がありませんよね。
透明鉢であると同時に多くのものはスリットが入っていたり、穴が多めに開けられていたりと工夫がされています。


いち消費者として、「透明」だから育つわけではないんじゃないと初心者である私は伝えたいです。
なので育てるには向かないけど面白さ重視としては、とってもいい商品では?と思います。
デメリットその2
美しい見た目は長期間維持出来ない
植物好きな方は、成長を楽しみたいと思うので水やりや液体肥料をあげたり、日当たりをよくしようとしますよね。
そうすると、鉢内は少しずる微塵やらコケてきて汚れてきます。
条件によっては、藻が生えることもあるようですね。(園芸店では、透明鉢に植えられたアンスリウムが真緑の鉢に先祖返りしていました)
インテリアとして、取り入れるとすれば正直いいのは始めだけでだんだん見た目もちょっとってなってきます。
インテリアで大事なのは、大切に飾られているかどうかです。
皆さんもホコリや蜘蛛の巣だらけのシンボルツリーをオシャレに感じないと思います。
どこにでもある普通の植物でもツヤツヤしていて、鉢も雰囲気あるもので化粧石とかのってたらおぉってなりません?
見た目だけで買うと後悔するかもしれません。


よくみて(曇りなき眼で)私キレイ?
透明鉢のデメリットの対処方法
散々なこと書いてきてアレですが、私も例にもれず透明鉢使ってますよ。
では上記のだいぶ大きいデメリットの解決方法をご紹介します。
それは、「鉢カバーと組み合わせて使うこと」です。
もっと言えば通気性のよい鉢カバーを使用しましょう。
見本から ドン!

透明鉢✕シリンダーポッド 水を引く用のキッチンペーパーは見ないで

透明鉢✕無印不織布プランター
こんな感じで透明鉢に光が当たらないような環境にしてあげればいいのです。
実際に、時間は空いてからネガミエルの鉢カバーも販売されましたし、要望があったのでは?と思います。
(もしかしたらこれも見越してマーケティングしてたかも知れませんが、ヤダ、恐ろしい子)
ほかにも同じスリット鉢の黒を購入して これを〜


こう!
水やりの際や、ニヤニヤしたいときだけ取り出して眺める
あとはセットで運用していくだけです。
これだけで、根に光が当たる、外観も鉢カバーでだいぶカバー出来ます(カバーだけに)
しかし、これは通気性というスリット鉢の最大のメリットを消してしまう可能性もあります。
園芸は本人が楽しむものです。
しっかり育てたい方は、黒のとか濃い色のスリット鉢・カバーなし
屋外にだすなら白の鉢を検討する。
根をみてニヤニヤしたい根フェチのみんなは透明鉢✕鉢カバーで!
その分用土を乾きやすいもの使ったり、サーキュレーターで風を回して蒸散を助けたりと
工夫することで園芸はまだまだ楽しくなると思います。

以上、こんなブログの角ではありますが、思っている事吐き出させて貰いました。
主語が大きくてそれは初心者が勘違いしませんか?ってことも多いと思います。
是非、消費者として色々な情報に触れて自分はどんな風に育てたいのか考えてみてください。
皆様の植生活が楽しいものになる事を祈っています。
今日もよい1日を! ばーい!

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