
植物を育て始めた時、そもそもどんな風に水やりすればいいのか疑問に思いませんか?
どのくらいの頻度・量・どんな風に水やりすればいいのかを詳しく解説していきます。
初めて家の中で育てる観葉植物の水やりの方法を共有していきます。
お水やりの基本は、じゃぶじゃぶ毎日ではなくて「たっぷりしっかりとメリハリ」が大事だと思います。
動画も撮って見ましたので参考になれば幸いです。
まず水やりの基本ってなんだろうか
水やりの基本は、「自生地の環境と同じ」が基本だと私は考えます。
土に植わっているものもあれば、木や岩の隙間に着生といってくっついて生きているもの様々です。
しかし、自生している植物は基本的に雨や霧などで上から下へ水が流れていきます。
よって基本は、
ジョウロやシャワーで上から下へたっぷりと水を与えるのが基本になると思います。
もちろん植物が増えてくれば管理が追いつかなくなり、底面に水をためて吸水させるという方法(底面給水)もあります。というか自然界で雨がふらない時は毛細管現象でそうやって水をもらいますしね。
それは環境が整っていて、根がしっかりと成長していれば成立します。
しかし、初心者のうちは上からしっかりと水をあげるという方法がよいと思います
上から水やりを行うメリットは
- シャワーなど家の設備も利用出来るので楽
- たっぷりと水やりを行うことで微塵や虫・ホコリを洗い流せる
上から水やりは深い受け皿も必要なく、植物の見た目もキレイに保てます。
植物育ていくうえで、成長のために光合成をして根を育たせる必要があります。
ホコリが葉の上にのってしまうと光合成を阻害してしまいますし、虫がついてしまうと見た目が悪くなったり、段々と植物を弱らせてしまうこともあります。
なにより楽ちんです。
キッチンや洗面所、お風呂や屋外に運んでシャワーの強すぎない水圧で葉の表裏・幹や葉柄・そして土を満遍なくたっぷりの水で洗い流すようにお水やりするだけです。
葉もツヤツヤしてキレイになりますし、溢れ出た水を観察する事で用土の劣化具合や匂いで根腐れしてないかも判断しやすいですね。
水やりの頻度はどうすればいい?
多分こちらに正解があるとすれば「植物による」が正解です。
鉢の中までしっかりと乾燥させてもいいもの、根が極端に乾燥を嫌うものもおり様々です。
ただ基本で言えば
「鉢の表面の用土がしっかりと乾燥していたらあげてもOK」だと考えます。
人間で考えても喉が乾くからお水が美味しいのです。ガブガブ飲まされるのは、「いや、自分、もうお腹タプタプで飲めないっす、限界っす」って感じです。
どこかのアニメだかで「空腹は最高のスパイスさ」みたいな事行っていましたが、水やりもまさにそれ!
適度な乾きがあるからこそ根が水を求めるのです。
人間も植物も、適度な空腹(乾燥)と満腹(湿潤)が大切ですね。
透明鉢などで観察してみても鉢の中は常にある程度の湿度はあります。
鉢の中まで乾燥させようとすると植物は明らかにクタッとした見た目になり、そこから復活するのにも体力を必要とします。
なので表面がしっかりと乾燥していれば水をあげてもOKです。
チェックするポイントは
- 土を触ってみて水分を感じるか
- 少し摘んでみて指に土が付かないか
- スケールにて計量してみる(水あげ後の重量の30%以下を目安に)
だいたいこの条件になる時には、鉢の中にほどよく用土が水分を含みながら表面はしっかりと乾燥しています。
これに加えて植物をよく観察してみましょう!
例えばこの頻度で水あげしていると羽状複葉の細かい葉っぱがポロポロ落ちてきた
色も少し黄色くなってきたような気がする

少し黄色くなっている

先の葉がポロポロ落ちていく
そしたらほんの少しいつもより早めに水あげてみて、また観察してみてください。
葉っぱは、新陳代謝といって古い葉が自分で落ちていくこともありますし、日々新しい葉が成長していきます。
焦らず観察しながら自分の植物達の水あげの頻度を探してみてください。
ちなみに植物の根には、水分を求めて根を伸ばす性質がありそれを「水分屈性」と呼ぶそうです。
水をあげる量
これは明確に◯号鉢には◯Lと決まりはありません。
しかし、根の中にしっかりと水分と水道を通して酸素を届けて、不純物・老廃物を洗い流すと考えて
「鉢の2倍以上の水でしっかりと鉢内を洗い流す」
というイメージで水やりを行うといいと思います。
人間もシャワー浴びる時は、上からザーザーと浴びたいですもんね。
きっと植物も「気持ち〜」って言ってます。(幻聴)

倍以上の水で洗い流すようにのイメージ
鉢が約5L土が入れば、しっかりと10Lくらいの水で洗い流すと気持ちいいと思います。
合言葉は、
「しっかりとたっぷりと!」ですよ。
気持ちよくシャワーを浴びさせてあげましょう。
そんなにたくさん水あげたら根腐れするじゃんって初心者の方は思うかもですが、
風も光もない、温度もない環境で毎日水やりすれば根腐れします。
しかし、初心者で多いのは極端に水やりを怖がって乾燥させてしまってから水やりを行う事が多いように感じます。
極度に乾燥してから水あげしても、根はわかめみたいに戻らずそのまま腐ります。
水で腐ったように感じますが、その前に乾燥させすぎて根を痛めている事が多いんですよね。

もちろん用土の劣化や通気性が損なわれて根腐れする場合もあります。
要するによく植物を観察する事が大切だということです。
水やりの方法
水をたっぷりジャージャーと書けるだけでももちろんOK。
でもせっかくならより効果的になるようにしたいですよね。
そこでおすすめなのが、
「ドリップコーヒーを作るように」お水を上げる方法です。
まずは、
ステップ1.少量の水で用土を湿らせます。
これは無機質の土でも有機質中心の土でも大切だと思います。
いきなりたくさんの水をかけ流してしまうと水みちというのが出来てしまい土全体が濡れる前にその水みちを通って流れ出てしまうそうです。
→なのでコーヒーでいう蒸らし のように土に水を少しかけてあげて呼水のように全体に行き渡るようにしてあげます。
生産者さんの土では、有機質中心で育てていところもあり一度乾いてしまうと水が吸いづらくなるものもあるのでその対策でもあります。(カチカチの場合は腰水というのも手ではあります。)

有機質のイメージ フカフカな朽ちていく土

無機質のイメージ ゴロゴロ・石って感じ
ステップ2.底から溢れるまで全体に水をかけて行き渡らせる
この1・2ステップでたっぷりと水をあげましょう!
動画慣れて無い感が凄いな、参考になれば嬉しいです
シャワーだとこんな感じ シャワー&用土のこぼし方の見本
まとめると!
- 頻度は、「土の表面がしっかりと乾いたら」
- 水の量は、「鉢の2倍位を目安にたっぷり」
- 方法は、「美味しいコーヒーを入れるように」
と出来るだけ分かりやすくまとめてみました。
私が植物を育て始めた時水やりの方法とかあんまりのっていなかったので記事にしてみました。
どなたかの参考になれば幸いです。
今日も良い一日になりますように! ばーい!

コメント