【テクトラム】白さを保って育てる方法【葉先の枯れ込み解決】

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観葉植物

白くてフワフワで魅力的なエアプランツ「ティランジア・テクトラム」の育て方について解説します。

長いトリコームが雪の様に見えることから「雪の女王」なんて厨二な呼び名もあるテクトラムですが、意外と気難しいという人もいらっしゃいます。

私はテクトラム購入してから約半年以上経ちますが、葉先が枯れ込むこと無く上手に付き合ってこれていると思います。

その方法や育て方のコツについて紹介させて下さい。テクトラムを室内で元気に育てたい方、生育のコツ、初心者でも出来る簡単な育成方法をご紹介します。

フワモコなトリコームがこの子の最大の魅力です。

テクトラムとは

種 :ティランジア・テクトラム

英名:Tillandsia tectorum

分類:ブロメリア科/ティランジア属/ウィリダンサ亜属

タイプ:エアータイプ

分布:エクアドル/ペルー

開花サイズ:直径10〜50cm/高さ8〜70cm/花序は分裂して先端の白い紫色の花

栽培難易度:容易

水やり:週1以上

夏の遮光:30%

花の香り:なし

小さい株だと2000円台〜購入することが出来ますよね。比較的人気・メジャーな品種なのでホームセンターや少し大きめの園芸店では簡単に目にする事が出来ると思います。

開花サイズでも書いてありますが、ペルー産の有茎のタイプやテクトラム・ギガンテアなど大型になるタイプの存在します。

ティランジアの中でも1・2を争うくらいに乾燥に強い子なので、ポイントを押さえれば意外と簡単に生育させることが出来ると思います。

意外と初心者にもオススメだと感じています。

基本的なティランジアの好む環境

多くのティランジアは、「柔らかな光」と降雨や霧、夜露などによる「十分な水」の供給、そして屋外であることによる「適度な通風」そして「高い空間湿度」と「適した気温」などの条件が揃った環境を好みます。

少しまとめるとこんな感じ

好条件の環境
木漏れ日のようなチラチラと陽光が降り注ぐ場所・光量が理想的
日本の夏の直射日光はかなり厳しい
水やり乾燥に耐える力はあるが、水は大好き
植物体がしっかり濡れて滴るくらいたっぷり行うと◎
通風空気の流れがあればよい程度
屋外ではほぼ心配なし、夏など室内が暑くなる場合は窓やサーキュレーターなどで穏やかな風を当てると腐ってしまうことが少なくなります。
逆に言えば通風がまったくないと蒸れやすいとも言える
湿度多くの種にとっては多湿が好条件(80%程度)
湿度が保てない場合は、水やりを頻回にしたり、観葉植物のそばにおいたり、軽石ベッドにしてみると湿度が保てます。
温度生育に適した温度は15〜28℃程度
短時間であれば5〜45℃に耐えられる種もあります。
日中は暖かく、夜間は気温が下がる日本なら春・秋のような気温がティランジアにとっては好ましいく、よく成長します。

テクトラムの故郷であるペルーやエクアドルは赤道直下の熱帯地域でありながら、アンデス山脈はじめ多くの山脈の標高と寒流(フルボルト海流)の影響で地域によって気候が極端にことなります。

四季があって高温と低温の落差も激しい日本では多くのティランジアにとって過酷な環境といえますね。もちろんテクトラムにとっても過酷な環境であります。

しかしテクトラムは、ティランジアの中では特に「乾燥」に強いタイプです。自生地は標高の高い山岳地帯で岩に着生していると言われています。

植物好きな方(植物変態)は、春〜秋は屋外の半日陰か遮光環境で育て、冬は室内に取り込んだりしますよね。

その方が光や風の循環など環境が良くなるのですくすく成長してくれますが、初心者がすぐ始めるには少しハードルが高めですよね。

テクトラムは強いので工夫しながら室内でも育てることは十分に可能です。(すぐに大きく育てたいとかになるとまた別の問題です

我が家の栽培環境

ちなみに我が家の環境はこんな感じです。

ミサワホーム半規格住宅(一応ZEHレベルは達成)で現在でいう「断熱等級5」くらい(私たちの建築時はそんな等級無かった)

長野県の冬の野外温度はマイナス二桁が続き、樹脂サッシでも湿度50%目指すと結露するレベル。

温かい時期は、晴れの日も多く日照も良いのですが最近は暑くてやばいですね。

温度年間15℃以上キープ 時期によりエアコン24時間使用
湿度年間40〜60%範囲 概ね40後半〜50%程度 冬季は加湿器使用
冬は結構頑張って湿度あげています。(子供風邪対策)
明るさ南向き横長リビングで晴れ日中5000ルクス〜最大50000ルクス
冬は日射角度の影響で直射日光も入るため10000ルクス以上
レースカーテン越しの光またはブラインド越しのチラチラ入る程度の光
曇りの時も読書は出来る明るさは十分あり(500ルクス以上)
通風24hサーキュレーター+加湿器の風で空気の流れを作っています
時々充電式の小型扇風機も併用
春〜秋は天気良ければ窓を開けて通風を意識
補光植物育成ライトはなし
間接照明を夜間に使用(インテリアとして)
備考株を寄せたり、花瓶の上に置いたりして湿度をキープ
受け皿に水苔や軽石ベッドに鉢(バーク・軽石)など湿度維持の工夫をしています
ポンコツマンの生息地は長野県なので他県に比べ標高が高い傾向にあり
内陸部でもあり、湿った風は吹かず湿度も低くなりがちです。
頻回なフワッと水やりで対応しています。

ちなみにここは50000ルクス近くあり日当たり良好です

以上を踏まえてご自身の環境での生育の工夫をしてみて下さい。

基本的には、冬は日の入りが早く日が日が短いので出来るだけ日に当ててあげたほうが元気に過ごしてくれます。

テクトラムの育て方

テクトラムを育てるのに必要なのは、十分な日当たりある程度の風通し、そして水やりをあげすぎないことがポイントです。

水やり方法・頻度

ここがテクトラムのトリコームを維持するための最重要項目です!

テクトラムの水やりのコツは、「芯まで濡らさずフワッと水やり」を行うことです。

ティランジアの育て方でも解説していましたが「植物体が滴るほど」水やりをし続けてしまうとトリコームが剥げてせっかくの「フワモコ」が台無しになってしまいます。

ティランジアの基本についてはこちらの記事も参考にどうぞ

テクトラムの水やりは、フワッと葉先を中心に濡らしてあげると失敗に繋がりにくいです。

ひっくり返しながら水やりすると芯に水が溜まりにくいです。

おすすめの水やり方法は、ミスティングです。

テクトラムに限らず、ティランジアの多くは自生地では葉を広げてそこに枯葉や砂、虫の死骸、鳥の糞など溜め込んで栄養素として取り込みます。

なので自宅環境でも基本的には霧吹きか、やるとしてもシャワーでサーっとかけ流してあげる程度の方がおすすめです。

よく行く園芸店でも基本的にティランジアの水やりはこの方法だそうで不正解ではなさそうです。

それこそサーキュレーターも24時間動かして・光は植物育成ライトや高演色のライトで1日12時間は足りない光補っています!みたいな人でなければソーキングはやめておく方が無難でしょう。

頻度は、我が家の環境では朝・夕の2回サッとミスティングしています。

ひっくり返ししてフワッと水やり後

これは長野県で標高が高い・エアコンも24時間使用していて部屋が乾燥しているなどの条件も関係あるかも知れません。

ちなみに霧吹きは、こちらとDAISOの霧吹きで水と液肥を使い分けています。

温度

テクトラムは、かなり乾燥にティランジア界隈の中では強い方です。

しかし生育適温としては、20〜30℃程度と言われており「人が暑すぎず・寒すぎず心地よい温度」が好きとおぼえておきましょう。

現在の住宅では、おそらく室内で息が白くなるような所に住む方は少なくなってきていると思うので基本的に室内なら温度のせいでテクトラムが枯れることは少ないと思われます。

夏でも基本的には室内で風通しよく過ごせる環境ならテクトラムは成長していきます。

我が家では、1・2月の朝でも窓際で15℃以上キープ出来ており、日中は日当たりも相まってすくすく育ってくれています。家が10℃以上あれば何も問題はなしと思っていても良いと思います。

あとは、よくエアコンの風に直接当たると枯れますよって言うのを動画やインスタ等で見かけますが、我が家のテクトラムはほぼ日常的にエアコンのそばに置いていましたが、ピンピンしてエアコンの風を浴びていました。(風向き・風量自動のエアコン)

普段はここにおいてありよく乾燥した風に当たっています。

テクトラムは、トリコームと呼ばれる水を取り込み・強い日差しから葉を守る器官がかなりしっかりしており、銀葉種のため乾燥にかなりの耐性があると思います。

なので乾燥<温度・日当たりで乾燥する分には耐えられるし、水やりの頻度で調整してあげれば少なくとも我が家のテクトラムは半年以上葉先の枯れ込みも進まず生育しています。

お家が寒くなる・植物が冬乾かないって人はまずエアコンつけましょう←(電気代<快適性・植物脳

テクトラムは乾燥にはそこまで気にかけず温度や日当たり優先で居場所を用意してあげられれば最高です。

逆に部屋が寒くなる人や夜間はエアコン切るよって方は、冬は「耐え忍ぶ」時期です。

水やり頻度を落として乾燥気味に管理してあげると株が傷まず余計な体力を温存して越冬しやすいです。特に窓や玄関の近くは冬寒くなりやすい場所なのでご自宅の環境や窓の性能を考慮して温かい置き場所を工夫しましょう。

日当たり

少し上の温度と被りますがよく見るのは「レースカーテン越しの柔らかな光が入る窓辺」ですね。

用意出来るならば特等席を用意してあげた方が植物は喜びます。

我が家のテクトラムさんは、ダイニングテーブル横が定位置ですが、私が休みの日などで家のいるときや冬は鉢ごと日光浴させています。

定位置

日光浴場所

こんな生活でも基本大丈夫です。

一応ストレスが減るようにカクタススケルトン(サボテンの骨)に着生させています。

元気に成長させたければ「遮蔽物(レースカーテン・ブラインド等)があり、5000ルクス以上の場所」がテクトラムには最高だと思います。

ただ育てる・活かすだけならばこんな感じに日光浴生活でも大丈夫ですよ!

ただし注意点としては、動かしすぎて株が揺れたり、触られると大きくなりにくくなる可能性はあるということは覚えておきましょう。

植物が触れられるとエチレンガス云々カンヌンなので難しい事は置いといて移動したり触れたりすると植物も「ストレス」を感じるよということは理解しておきましょう!

そこでおすすめは、「植物に触れずに移動」させる方法です。

受け皿に軽石やバークを引いてオードブルの様に

花瓶の上にちょこんで花瓶を移動

このようにすることで水やりの際や移動の時もストレスを最小限に出来る(はず)のです。

飾る・育てるが一石二鳥な便利アイテムが「ボタニーハンギングポール」です。

植物のことを好きな人が考えたんだなっていう安くて・オシャレで・便利ないい商品なので是非御覧ください。

とにかくデカくしたければ「レースカーテン越しの柔らかい光」の特等席で動かさない

植物をゆっくり楽しみたかったら「時々日光浴させる」おじいちゃん生活

まぁ用意出来うる範囲で日当たりの良き場所を用意してあげるとテクトラムは喜びますよ。

通風

テクトラムに限らず多くのティランジア達は風の動かない環境が苦手です。

厳しい環境で少しでも多く水を溜め込んで生きていけるように進化した結果甘やかされて水をじゃぶじゃぶ与えられた環境で風がないと蒸れて枯れてしまいます

室内でサーキュレーターを使っていればベリーグット無ければ、換気設備の傍や人通りの多い場所、エアコンの風の通り道(邪道ですが)に置くのが良いです。

空気が動いている環境」に置く事が大切なので風の通りは意識してあげると枯らす確率がグッと減ります。

初心者の多くの失敗は、風や光が少ないのに水が多すぎるという失敗です。

上記のように「特等席」であれば多少ミスっても植物の力で耐えてくれますが、光が無くて(光合成できない)風もない(蒸散できない)環境では植物は弱りやすいと覚えておきましょう。

我が家では、弱風ではありますがサーキュレーター→加湿器と空気の通りを意識して空気循環を作るようにしています。

少し昔の写真ですが、サーキュレーター→TV→加湿器の順で隅の部分の空気を循環させています。

サーキュレーターはDCモーターで比較的電気代もお安いので植物元気に育てたい人はあると便利な道具の一つですよ。

風があれば洗濯物と同じで乾きやすくなります。

失敗しないための土台作りとして是非サーキュレーターは取り入れるのをおすすめします。

あと天井が高い人は暖房効率や冷房効率も良くなるのでおすすめです。

窓が開けられる季節には水やり後30分だけでも窓開けてあげるだけでもだいぶ違います。

早く春か秋が来ないかな〜

肥料

テクトラムは肥料が無くても問題なく生育します。

大きく成長させたいという方環境の悪さに耐えるための体力を維持させたいという方「液体肥料」「堆肥」「活力剤」を使用をおすすめします。

液体肥料は、我が家では2000倍程度の濃度で水やりの2回に1回程度の頻度であげています。

二種類使っていて味変(?)のため1月ごと違う種類のものを与えています。

我が家では、お安くてアンモニア態窒素が多い「花工場」

観葉植物用のこちらを使用しています。

液体肥料の記事はこちらを御覧ください

もちろん定番の「ハイポネックス原液」でもOKですよ。

時々洗い流す目的に水のみで液体肥料を洗い流すようにしています。

「某エアプランツの聖地」で2000倍なら毎日でも大丈夫と仰っていたので我が家も真似しています。

コツはとにかく「薄く薄く」植物に栄養を与えてあげることだと感じています。

液体肥料は多いと毒にもなり得るので注意しましょう。

あとは月に1度くらいの頻度で「植物残渣」や「植物性の堆肥」をパラパラと葉っぱの間に入れて自生地のように葉の間から栄養素を吸収出来るようにしてあげています。

我が家は、「湖の恵」と熱帯植物栽培家の杉山さんのB・C「コンポスト」を使用しています。

これも2種類味変ですね。

あとは元気のない時、夏前・梅雨時期・寒くなる前など季節の変わり目に「活力剤」も使っています。

最近は2回1回使用して変化見ていますが、結構頻度増やしても調子崩さないのでこのまま液体肥料と交互に使ってみようかと思っています。

まずは定番の「リキダス」からご用意下さい。

Caも入っているので発根してからの成長にも期待が出来ます。

こちらも交互に使っていますががっしりして徒長せず成長しています。

あとは「バイオスキュミラント剤」などと液肥と併用しています。

葉先が枯れたら?

少しであればカットしてしまってもいいけど、ほぼ生理現象として気にしなくても大丈夫です。

基本的には「水やり頻度」を調整しましょう!

もし気になるのであれば↓のストリクタのように

受け皿に軽石やセラミスを置いて、素焼き鉢やコルク、カクタススケルトンなどワンクッションさせてからティランジアを置いておくと「その場の空間湿度」が高まるので葉先の枯れが起こりにくくなります。

まとめ

このように基本を抑えてテクトラムが枯れる危険性はグッと減っているはずです。

・水やりはミスティング、フワッと芯に水を溜めない

・温度は人も心地よい20〜30℃ 乾燥よりも温度・日当たり優先でOK

・置き場所は出来れば特等席(50000〜10000ルクス)、出来なければ日向ぼっこでも可

・植物には触れすぎず、鉢や花瓶の上に載せて移動・水やり

・通風はめっちゃ大事

・肥料や活力剤で元気で体力のある株を育てる

これで室内でも育てられる土台が半分できました。あとはみなさんのお家の性能や環境で試行錯誤しながら「雪の女王」テクトラムと楽しい植生活をお楽しみ下さい

テクトラムは中々成熟しにくくて花が咲きにくいようです。ゆっくりとテクトラムと歩む生活をしてみたませんか?

フワフワ・モコモコしていてかわいいティランジア

雪が積もったように美しいテクトラム

乾燥と通風で育ててみませんか?

長い記事を最後まで見てくださりありがとうございます。

みなさまの植生活が彩りある豊かなものになりますように!

今日も良い一日になりますように! また遊びに来てね、ばーい!

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